クロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa)の雌雄比較
わが家でクロゴキブリのオスを採集。
前回のメスと比較しました。
まずは全体を比較します。
背面です。
オスのクロゴキブリは翅に隠れた腹部が細く、翅の左右から見えることは有りません。
一方でメスは腹部が左右に広く、翅の左右から腹部が見え隠れします。
覆面です。
尾部を見れば容易に区別できます。
メスの腹部後端は大きく左右に割れており、ここから卵鞘を産み落とします。
一方でオスの腹部後端には、前回紹介した尾角よりもさらに小さい尾突起と呼ばれる突起があります。
(メスも幼虫の段階では尾突起を持っている旨を林龍さんに教えて頂いたので、別の機会に幼虫も撮影してみることにしましょう)
尾突起の深度合成写真です。
表面には物理センサーの剛毛状感覚器が疎らに生えているだけです。
幼虫を採集した時はまた尾突起を撮影しなきゃですね。